身近なものを感じに・・・いたどりはむし2
萌え出たばかりの草の間を、嗅ぎまわるようにして歩く、小さな虫がいる。
配色がナナホシテントウにそっくりだから、この虫をテントウムシだと思ってしまうが、実は縁の遠いハムシの仲間なのである。
ナナホシはちょこちょこ気忙しく歩くし、配色も正反対の、榿色に黒い紋だし、触角だってはるかに短いのだから、腰を下ろしてよく見れば、判然とするはずである。
この虫はイタドリハムシ。
親の姿で冬を越し、今目覚めて春の陽を浴びている。
全体まっ黒で、羽に三対の榿色の紋がある。
この紋は、変異が多く、たがいにつながることもある。
幼虫はイタドリやスイバの葉を食べ、土に入って踊になる。
湘南地方のイタドリハムシ属は、もう一種、山地のネコノメソウ類を食べるムツキボシハムシがいる。