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2010年06月 アーカイブ

身近なものを感じに・・・いたどりはむし2

萌え出たばかりの草の間を、嗅ぎまわるようにして歩く、小さな虫がいる。

配色がナナホシテントウにそっくりだから、この虫をテントウムシだと思ってしまうが、実は縁の遠いハムシの仲間なのである。

ナナホシはちょこちょこ気忙しく歩くし、配色も正反対の、榿色に黒い紋だし、触角だってはるかに短いのだから、腰を下ろしてよく見れば、判然とするはずである。

この虫はイタドリハムシ。

親の姿で冬を越し、今目覚めて春の陽を浴びている。

全体まっ黒で、羽に三対の榿色の紋がある。

この紋は、変異が多く、たがいにつながることもある。

幼虫はイタドリやスイバの葉を食べ、土に入って踊になる。

湘南地方のイタドリハムシ属は、もう一種、山地のネコノメソウ類を食べるムツキボシハムシがいる。

身近なものを感じに・・・ななほしてんとう

庭の小さな草が萌え始め、ウメの枝でシジュウカラがさかんに囀っている。地にも空にも春のきざしが満ちてきた。

暖かい日が続くと、草の根もとで冬を越していた虫たちが、ぞろぞろと出てくる。

蠣から羽化するものもあるが、多くは成虫で冬を越していた虫たちである。

早春の畦道で出会うのは、きまってナナホシテントウであり、その寝ぼけたような足どりで歩く姿は、いかにも早春らしい光景である。

神奈川県には、小さなヒメテントウ類を含め五〇種近くのテントウムシが分布している。

多くはアリマキを食べたり、他の虫の幼虫を捕食する肉食性だが、カラスウリの葉を食べるトホシテントウやジャガイモ、ナス等の害虫として知られているニジュウヤホシテントウの仲間もいる。

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